建築のお仕事

自己紹介にも書いていますが、建築の現場監督をしています。

今日から住宅の外壁塗装工事が始まります。

この現場は、住宅の外回りの改修工事で、先週まで屋根の葺替えを行っていました。

元々陶器瓦ではあったんですが、瓦の下の野地板(下地の板)が薄いベニヤで、経年変化でベニヤがフニャフニャになり、瓦が波打って、今にも雨漏りや風で飛んでいきそう。って事から、お打合せが始まりました。瓦を撤去し、野地板を撤去する際、作業用、防塵目的で外部足場を組む言葉がほとんどで、足場代も一般的な住宅では20〜30万円かかります。そこで、このタイミングで外壁の塗装をお勧めしました。事実、外壁も近い将来塗替えが必要な状況でしたので、数年後に塗装をする際、また足場代がかかりますよ。とお話ししたところ、御施主様も納得。併せて工事しよう。と言う事になりました。

工事費は増えますが、今回足場代払って、次回も足場代を払う。ってのはお客様にとって無駄な負担だと思いますので、必ずお話しするようにしてるんです。

さて、今日から外壁塗装工事に入っていきますが、まずは、高圧洗浄を行います。これはかなり重要な工程で、剥がれかけた塗膜や長年のホコリなどを圧をかけて吹き飛ばすわけです。

ホコリやはげかけた塗膜の上に、新しいペンキを塗っても、それごとはげるわけです。

ここは、絶対に抜けない要素です。きちんとした業者さんに任せれば当たり前に行う工程ですが、車で移動してるとき、よその現場を見かけますが、そんなの関係ねぇ。って高圧洗浄せずに塗ってるところも見かけます。

そういうところに頼んで、他社に頼んで外壁塗装したんですが、数年後にはげてきたんで、どうしたらいいですか?って相談に来られる事があります。

なぜ、そんなところに頼んだんですか?ってたずねると、多くの場合、安かった。って回答が多いです。

建築に限らず、抜いていい工程、抜いたらいけない工程ってあるんですよね。

変な業者さんが少しでも減る事を祈って、少しでも参考になればと思い、情報を発信していけばと思ってます。